スペインのエンゲル係数が高いのは、食費の構成要素である外食費の割合が18.1%と高いためである。外食費比率は食文化習慣や家庭生活の外部化によって左右されるものであり、生活全般の豊かさとはリンクしていない。外食費(及び酒代)を除いた飲食料費比率で見るとメキシコが22.7%と最も比率が高く、ポーランドの22.3%が続いている。こちらの方の高さが、むしろ、経済発展度の低さと比例していると考えられる。
外食費比率が高いのは①スペイン、②アイルランド、③ギリシャ、④英国、⑤ポルトガル、⑥オーストリア、⑦イタリアの順である。外食費が低いのは、①メキシコ、②ポーランド、③ハンガリー、④イスラエル、⑤日本となっている。日本の外食費は高くなったといわれるが、国際比較上は、日本はまだ家庭食の国であるといえる。お隣の韓国は、外食費比率が日本の2倍となっている。